愛しいほほえみ

こんばんは、まあなです。
今夜は、みきさんのお話、させていただきますね。
みきさんとは、前の職場で、同じ栄養士として、ともに、働かせていただきました。
みきさんは、入社が、私と、1ヶ月しか、違わないにも、かかわらず、どのようなことも、的確に、判断されて、スムーズに、ことを、運ばれたりと、しっかりされていて、いかにも、ベテランという雰囲気を、かもしだされていました。
最初は、そんなみきさんと、距離を、感じてしまって、なかなか、打ち解けなかったけれど、状況の変化が、激しい中、適応できるように、精一杯で、どうしても、みきさんに、頼らざるをえませんでした。
みきさん、しっかりされている上、優しくて、そんな私にさえ、全然、嫌な顔、ひとつも、されずに、いろいろと、親切に、教えてくださって、しかも、対等に、付き合ってくださいました。
当初は、初めての栄養士の職で、全然、前が見えず、上手く、やっていけるか、不安で、不安で、仕方なかったけれど、周りの皆さんの暖かい歓迎のおかげで、自分なりに、精一杯、頑張っていくことを、決意しました。
けれども、仕事は、想像していた以上に、大変で、思うように、いかないことが、度々、夏の真っ盛りのあのとき、からだの調子のほうも、芳しくないのも、あったのでしょうか、限界を、感じて、諦めかけてしまったけれど、周りの皆さん、いわく、みんな、あなたのこころと、同様、やる気さえあれば、大丈夫と、その暖かさに、励まされ、再び、頑張っていくことを、決意して、みきさん、始め、いろんな人たちに、支えられながら、ひとつ、ひとつ、頑張っていくことができました。
そのときから、私は、ここで、皆さんと、ともに、皆さんのおいしく、召し上がっていただいて、元気な笑顔のために、頑張っていきたいと、強い気持ちが、沸き起こってきたかもしれません。
けれども、同時に、信じがたい事実を、目の当たりにして、予感せざるをえない、不安なこころを、持ち始めました。
案の定、的中、苦しくて、苦しくて、たまらなかった夏を、やっと、超えて、実り豊かな秋へ、強い決意を、持って、ようやく、やり甲斐を、感じ出したころでしょうか、同様、信じがたい事実に、打ちのめされてしまって、足が、動かなくなったのです。
おそばには、みきさんが、動揺を、隠せないながらも、ずっと、こんな私の背中を、そっと、暖かく、さすってくれました。
最終日、1日中、こんな私のために、もったいないぐらいの涙を、流してくださって、みきさんのその涙だけでも、どれだけ、救われたことか、もう、十分だと、思いました。
皆さんとのお別れ、耐えがたいぐらい、つらかったけれど、この事実も、きっと、いやでも、運命、きちんと、受け止めて、ここで、働かせて、いろいろと、学び、得ることができたこと、数えきれないぐらいの思いやりに、ただ、ただ、ありがとうというこころ、大切にしたいと、思いました。
2ヶ月、経った、今、思い出してみれば、いろんなこころと、同時に、涙が、あふれてきます。
自信というものを、完全に、失ってしまいました。
いかにして、信を、持ちうるべきか…、未だ、盲目のこころのままです。
それでも、何とか、生きていかないといけないので、派遣で、つないでいる状態です。
きっと、今までの何もかもが、自己責任、しっかり、反省させていただきます。
みきさん、私は、みきさんのこと、大好きです。
私も、物心、ついたときから、母子家庭で、育ってきたから、女手ひとつで、3人のおこさまを、抱えていらっしゃって、大変さは、いかなるものばかりか、ある程度、理解しているつもりでいても、きっと、計り知れないことばかりでしょう。
そんな大変さを、全然、出さず、ひとりで、じっと、耐えてしまうのでしょうか、みるみるうちに、やせ衰えてきて、心配で、心配で、仕方ありませんでした。
それでも、おこさまへの限りない愛情を、持って、母の強さというものが、支えだったのでしょうか。
そんなみきさんにしか、告白できなかった、私のこと、分かち合って、こころ、ともにしてくださったこと、感謝します。

みきさんへ

みきさん、

あなたの優しいほほえみ、

あのときから、おんなじ、ずっと、ずっと、いつまでも、

いつも、あの夜空のお星さまのように、

優しいひかりに、満ちていて、

そっと、見守られているようで、

いつの間にか、こころの重荷が、ぱぁ〜と、ときはなされてきて、

とっても、安らぐの。

最も、つらき私に、ふさわしい、

そのほほえみとの出会い、

きっと、神さまからの贈り物、

これからも、いつ、どんなときも、

特に、つらきとき、

私のこころで、いとおしく、よみがえり、

あのときのような、

新たな生へ、向けてのみずみずしいいのちと、

ふたたび、出会うことができますように…

そして、そのいのちを、持って、

私も、いつの日にか、

みきさんのような、ほほえみで、

こどもたち、より、たくさん、いとおしく、

見守っていくことができますように…

母なる象徴、マリアさまを、通して、

みきさんによって、

天使に、託された、そのほほえみ、

つらきもののこころを、

私と、おんなじ、なぐめられて、いとおしく、なりますように…

みきさんと、私、

それぞれの生へ、生きていっても、

私、きっと、大丈夫、

今夜も、頑張った、あの夜空の下で、

いつもと、おんなじ、

優しいひかりに満ちた、お星さまが…

私たちのこと、ほほえみ、かけて、見守ってくれているから…

このひと時、こころを、ともにすることができて、

私のこころは、喜びに、満ちあふれているの。

マリアさま、

きっと、そんなこころ、まるごと、

エスさまのように、

優しく、抱きしめて、

ずっと、ずっと、いつまでも、

ほほえみを、絶やさずに、

ともに、いてくださっているのかな。

みきさんとの1年近くのときを、かけて、

あらためて、この真実への気付きに、感謝。

みきさんのほほえみ、

マリアさまのほほえみのように、

永遠に、こころに、きざまれますように…